モロッコの地震に関して

現地時間2023.09.08深夜、マラケッシュから60km南西部でM6.8の地震が発生しました。

お取引先からは心配するお電話、ラインなどご連絡をいただきましてありがとうございます。
夫家族はお陰様で無事です。

自宅で過ごしていた夫によると壊れるかと思うほどの揺れだったそうで、
マラケッシュの中心から少し離れた新興住宅街ということもあり鉄筋コンクリートの建物で比較的安心だと思いますが
ネットにある映像を見ると世界遺産の旧市街では多くの損壊・倒壊が起きているようです。

発生してからまだ朝を迎えていない段階でもすでに600名強の死者が報じられているということで
その被害の大きさがうかがい知れます。


モロッコで地震はめずらしいのですが、
1960年2月29日　M5.9　南部沿岸アガディール　死者13,000人以上
1994年5月26日　M6.0　北部沿岸アルホセイマ
2004年2月24日　M6.4　北部沿岸アルホセイマ　死者560人　（日本から援助隊救助チームが派遣された）


マラケッシュでは地震を経験したことが無い人が多く、自然災害がすくないモロッコでは救助方法が確立していないと思いますので 今後の経過が気になります。
Bab el Khiar　としても何か現地の援助になれるような活動を検討しておりますので
決まり次第HP、インスタグラム等で発信させていただきます。


2023.09.09　


追記

モロッコの地震のニュースをご覧になり
電話・メール・メッセージ等のご連絡と励ましをいただき誠にありがとうございます。

お陰様で夫・子供・夫家族をふくめ怪我や家の被災がなく無事に過ごしております。
少し余震があるものの、ひとまず災難を逃れ
電気・水道も普通に使えるので早くも日常をとりもどしつつあります。


マラケッシュの旧市街は100年以上の古い建物も多いので、被害が多々あり
バブーシュ職人さんの工房も、壁や天井の一部損壊となり納品直前の商品が汚れてしまったようです。
ミシン工程の職人さんのところも同様のようで、
ひとまず汚れていない商品のみピックアップしに行くと話しておりました。


もっとも震源地に近い山間部の街や集落は全滅になるほど大きな被害が出ております。
YouTubeで「morocco earthquake」と検索してあがってくる動画をご覧いただければ
現地の様子が分かりやすいと思います。もし、お時間がございましたらご視聴いただきますと幸いです。

死者が2000人以上と時間を追うごとに増えている悲しい状況です。
モロッコ人の持ち前のバイタリティーやエネルギーで乗り切ってほしいと切に願っております。

2023.09.11